写真家・三井昌志と撮るインド・バラナシ③ 朝のガンガーのボートから撮る 

ガンガーのボートからの撮影はズームレンズが活躍する

ツアー二日目の始まりは朝のガンガーのボートからの撮影です。ボートでガートの端まで行ってそこから歩いてホテルまで戻ってきます。

ガンガーへ祈りをささげている人々を撮影するにはボートが適しています。船頭に頼んで撮影しやすい位置までボートを寄せてもらいました。

ガートからガンガーへ祈りをささげている人の写真を撮影することもできますが注意点があります。

ガンガーは神聖な川なので履物をはいて入ると怒られます。ガンガーに入って祈りをささげる人々を横から撮る時には履物を脱ぐ配慮が必要です。

あとはチップを渡さずにがっつりサドゥーの写真を撮影すると、後から金をよこせとトラブルになる場合があるようです。

サドゥーに20ルピーくらいのチップを渡してから撮影することでトラブルを回避することができて、ポーズや場所の支持を聞いてくれたりと撮影がしやすくなります。

ボートの上からであれば陸地からの注意点は特に関係なく、カメラを意識することなく祈りに没頭しています。

ボートの中の動けない環境では望遠ズームレンズがとても重宝しました。

Nikon 70-200mm f/2.8かf/4で死ぬほど悩み、f/4を選ぶまでの過程。

2016.06.29

ボートの上から撮影した写真

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ありきたりな写真ですみません。

僕は朝日が昇っていく瞬間が好きなのです。

インドのサンライズは格別にきれいです。

南インドの楽園ハンピを目指して ⑨絶景サンライズスポットに行こう

2016.06.17
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朝日が作る光のラインとボートのシルエットを使って写真の構図を組み立てます。

背景の朝日を生かしたいためボートは黒くつぶしてシルエットにするのが無難だと思います。

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バラナシのカラスは真っ黒ではなく灰色が混じっています。こういう動物も撮れるので望遠ズームは重宝します。

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ガンガーの水は腐らないと信じられているようでボトルに詰めて持ち帰る人々がけっこういます。露店に空のボトルが売っているのはこのためです。

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昨日の反省点を意識してガート沿いを歩いてみる

初日の撮影では被写体に寄れておらず、1カットしか撮影していない場合がほとんどでした。

今回は被写体にぐっと近づいて動作や表情の変化を粘り強く追っていきます。

例えばガンガーに祈りをささげるおじさんです。

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祈りに集中しているためカメラは気にしていません。朝の柔らかい光が正面からあたっており、背景の階段の色も面白いアクセントになっています。

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大まかな構図を決めて動作の変化を追います。

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この写真をOKカットとしました。写真の色味が一枚だけ違うのはLightroomを使って現像したからです。RAWデータで撮影してLightroomで編集すれば自分が伝えたい部分を強調することができます。

次は牛糞をこねているおばちゃんです。牛糞を固めて乾燥させると燃料になるため、その作業をしている場面です。

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カメラに気付いて視線がこちらに向いています。

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いったん下を向いて作業に戻りますがまだ撮ってるのかいとカメラを睨みます。

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どっしりと構えた姿勢で牛糞をこねながらカメラを睨む姿が力強く、背景にガンガーとボートが写ってなんとなく絵になっています。この写真をOKカットとしました。

これはもろに逆光の場面でしたがLightroomのシャドウを起こすという機能で明暗差を小さくしています。

元のデータはこのような感じです。

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表情や動作の変化がわかりやすいようにOKカット以外の写真もシャドウを起こしています。

 

昨日は一枚撮って終わりだったのですが動作、表情、光、背景といった部分に着目して試行錯誤するようになりました。

バラナシのガート沿いは巡礼者が多く外国人慣れした人々が多いため、素顔や笑顔あふれる写真を撮影するのはハードルが高いかもしれませんね。

この後は朝食を済ませてからバラナシの郊外の町へとワゴンで移動するのでした。

次回は被写体とのコミュニケーションについて学んだことを書きます。

つづく。

写真家・三井昌志と撮るインド・バラナシ④ 被写体とのコミュニケーションについて学んだこと

2016.07.20

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