スペインのストリートパフォーマーたちを見て感じたこと

音楽とギター好きの僕としては、路上でパフォーマンスをやっているとついつい足を止めて見てしまうのです。

そこでパフォーマンスを見たり写真を撮らせてもらったりしている時や、自分がグラナダの路上で演奏した時に感じたことや考えたことを少し書いてみようと思います。

路上でギターを演奏したら30分で5ユーロをもらえた

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PATIO GRANADAで借りたギターを持ってグラナダの路上で演奏してみるとわずかながらお金がもらえました。

フラメンコギターは持っていないのですがギターの仕組みは同じなので、雰囲気が違ってしまいますがアコギで演奏できる曲をそのまま弾くことができます。

グラナダで弾くギターの音は格別に良く、乾いた気候と固い石造りの町並みがギターの音に抜けの良さを与えてくれます。

外でギターを弾くことが気持ちよかったので路上で練習することにしました。

そこそこ人通りがありつつ邪魔にならないところを探して、目の前にギターケースを置いておきました。

自分はなぜお金がもらえたのか、日本ではもらえなかったと思う理由などについて考えました。

ヨーロッパは表現者に対して寛容なのかもしれない

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アンダルシアまでの乗り継ぎでバルセロナを通過しました。

バルセロナ空港で見かけた看板には『Barcelona is Art』と書かれていました。

バルセロナにはガウディの建築をはじめとするたくさんのアートがあって芸術家が大切にされている町のようですし、実際にそういった話を聞くことがあります。

僕はバルセロナには行っていませんがスペインはパブロ・ピカソをはじめとする数々の芸術家を輩出している国なので、スペインの全土にそのような土壌や雰囲気があるのかもしれません。

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このパフォーマーは人が通りかかると人形を動かして奇声を発するというだけの芸なのですが観光客に大ウケしていました。

奇声やパフォーマンスの独特の間は写真では伝わりませんが、これでお金を稼ぐことができていました。

僕も写真を撮影したので50セントあげました。

日本だと人が集まるところでのパフォーマンスが禁止されているところが多く、ストリートパフォーマーが警察官ともめているのを見たこともあります。

そういったことはスペインにもあるようですが、僕が見た限りだとそれぞれが自由なスタイルで路上や広場でパフォーマンスをしてお金を稼いでいるのでした。

受けたサービスに対して対価を支払うこと

欧米のサービスに対する考え方はお金です。

逆に日本では当たり前のものとして認識される傾向にあります。

例えばベッドメイクや荷物の移動のサービスに対して多くの欧米の国であればチップを払い、日本であればホテルの値段に含まれていると考えます。

どちらが正しいとか、どちらが優れているとか言うつもりはありません。

ただ欧米にはそういった背景があるためストリートパフォーマンスが仕事として成立しやすいし、それを職業にする人々が多いのではないかと想像します。

僕が路上でギターを弾いてお金をもらえた理由は、芸術に寛容な考えを持っているスペインという土地で、たまたまアイルランド民謡を知っている人が通りかかったということなのではないかと思います。

そう、僕はスペインでアイルランド民謡を弾いていたのです。

フラメンコが有名なアンダルシアでアイルランド民謡を弾くという謎なことをやっていたのですが、お金をくれた人はヨーロピアンっぽい人だったのできっとあちらの方の人だと思います。

路上パフォーマンスでお金を稼ぐ人々

上手い下手にかかわらず路上でのパフォーマンスにお金が入りやすいなという印象はどの町でも感じました。

真剣に何かやればその日飢えずに暮らしていくだけの生活費は稼げるかもしれません。

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ハピドラムの演奏をしつつアクセサリーの販売を行っていました。

パフォーマンス+アクセサリー販売という戦略は相乗効果が期待できそうですね。

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こちらはスペースドラムの演奏者です。

このドラムの音はめちゃめちゃ心地良いのですが、アンダルシアの乾いた空気だとさらに良く響きます。

スペースドラム自体が珍しい楽器で音がとても良いので、頻繁に観光客に話しかけられてCDも売れていました。

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こちらはサン・ニコラス展望台にいたパフォーマーです。

人がたくさんいる場所を陣取って演奏するというのもパフォーマンスで稼ぐ大切な要素ですよね。

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これは噂に聞く流しのおじさん(お兄さん)というやつでしょうか。

グラナダのバルを渡り歩いているようでちょいちょい見かけました。

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この人のパフォーマンスは1ミリたりとも動かないことです。

こういうパフォーマンスの開始と終わりが気になりますよね。

何かパフォーマンスができればとりあえず生きていけるかもしれない

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スペインの若者の失業率は50%前後あると言われています。

でも自殺率は日本よりも低いようです。

日本の失業率と自殺率はバブル崩壊後は比例していました。

スペインの不動産バブル崩壊後はいくらか自殺者も増えたでしょうが日本ほど深刻な問題にはなっていないように思います。

それは『とりあえず何とか生きていける』といった感覚が心のベースにあるのではないかと思いました。

スペインでは消費税が21%ありますが、食品への課税は4%です。

多くの人の主食となる米、パン、卵などの食品は比較的安く手に入れることができますし、生活にかかるコストは日本ほど高くないのではないかと思います。

シエスタ(長い昼休み)やバカンス(ヨーロッパは2週間~2ヵ月の夏休み)といった制度もありますし、長時間労働やサービス残業といった考えとは無縁の人々が多いのではないかと想像します。

失業と自殺の関係性を問題をうまく説明することはできませんが、とりあえず何とか楽しく生きていけるというポジティブな要素を集めやすい国なのかもしれません。

町がアートやパフォーマンスであふれている意味とは

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芸術を楽しむには衣食住が満たされていなければなりません。

さらに経済的・時間的な余裕があり、戦争やレイプの被害などに脅かされていないなど、様々な安全や心のゆとりの上に芸術を楽しむという行為があると思います。

町にアートやパフォーマンスがあふれている意味とは、人々がゆとりを持って楽しく生きている一つの指標なのではないかと思いました。

僕はこれからも芸術や娯楽を大切にして楽しく生きていきたいと思うのでした。

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