ダブリンの無料公共施設が素晴らしすぎて腰を抜かしそうになる

ジャイアンツコーズウェイからダブリンまで一気に移動しました。

前回の記事はこちらです。

北アイルランド世界遺産のジャイアンツ・コーズウェイに行く!

2017.08.02

アイルランドのダブリンを観光していて驚いたことは、多くの美術館や博物館などの公共施設が入場無料で満足度が半端ないということでした。

インドやタイを旅行していた時は、現地人は安く外国人はそれなりに高い料金が設けられている寺院や遺跡などを多く見かけました。

写真はインドのビジャープルにある遺跡なのですが、現地の人は外国人の5〜10分の1くらいの価格で入れたと思います。

ダブリンの公共施設は現地人も外国人も無料なのです。

この辺りに公共の施設に対する考え方の違いがあったりして面白いと思うのですが、ヨーロッパは税金が高額な代わりに公共施設や社会保障が充実しているという側面があります。

ヨーロッパの方が日常生活における芸術に対する関心が高いので、本物の芸術により多くの人々が触れるべきだという考えがベースにあるように思いますね。

今回は国立装飾美術・歴史博物館とアイルランド国立美術館について紹介したいと思います。

国立装飾美術・歴史博物館

ヒューストン駅の近くにあるこの博物館には、アイルランドに限らず世界各国から集めた装飾収蔵品を収蔵しています。

こちらは昔の兵舎を改装して作られた博物館で重厚な雰囲気を持っています。

中には日本のものも展示されていて、弥生時代の土器や戦国時代の鎧など意外性のあるものが展示されており興味深いです。

「独立への歩み」と題したコーナーには1916〜1921年の民族運動の歴史が綴られています。

アイルランドはイギリスによって長い間支配されており、独立を勝ち取るまでの歴史的資料が展示してあります。

展示されている資料からは自分たちの不遇な歴史を見て欲しい、そしてこのような過ちを2度と起こさないで欲しいというコンセプトを感じました。

イギリスによるアイルランド支配の負の遺産が残る北アイルランドで感じたことはこちらの記事に書きました。

北アイルランドのデリーで感じたこと

2017.07.30

アイルランド国立美術館

ここの美術館をすっかり気に入ってしまった僕はダブリン滞在中に2回も通ってしまいました。

正直なところ絵画に関して強い興味はなかったのですが、アイルランド国立美術館をきっかけに旅先では美術館に足を運ぶようになりました。

まずは展示されている絵画の質と量に圧倒されます。

全くの主観ですが上野美術館の常設展示スペースの2倍はあるような気がします。

そして超大作の数にも圧倒されます。

中世の馬車と大砲での戦闘をパノラマで描いた超大作の絵画を目の前にすると、実際に自分がその戦闘の迫力を体感しているような感覚になります。

ここに展示されているほとんどの絵画はフィルムやガラスで覆われていないので、絵画の質感がリアルに伝わってきます。

保護フィルムやガラスが悪いことだとは思いませんが、他の美術館で絵画を鑑賞するとフィルムやガラスの写り込みが残念だなと思うことがたまにあります。

これらの絵画が1864年にオープンした歴史的な建物の中に展示されているということも意義深いように思います。

共に歴史の重さを持つ建物と絵画の調和は、実際にダブリンで体感する価値のあるものだと思いました。

この施設が無料っていうのは凄いですよね…。

学生さんらしき人がスケッチブックを持って絵の模写をしていたりして、若いうちから本物の芸術に日常的に接する機会があるというのは素晴らしいことだと思いました。

前日に行った時にはこのスペースでモダンバレー?の公演をしていました。

ちなみに中は写真撮影OKです。

歴史や芸術の意味を考えさせられた

負の歴史を包み隠すのではなくありのままを見せること。

美しい美術品を独占するのではなく共有すること。

そうすることで町や地域、国を超えて良い循環が派生していくように思います。

アイルランドの音楽を体験しにきたつもりでしたが、思いがけず良いものに出会ってしまいました。

ダブリンの街は奥深いのでした。

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