SONY RX1 に感じた限界。

僕はこれまでRX1を使用してきましたが、撮りたいシーンに限界があることに改めて気づきました。
まずデメリットを挙げてみます。
①動体に弱い
スイッチを入れてからの起動やAFは一眼レフと比べ物にならないほど遅いです。
特に暗い場所ではAFが迷ってしまうことが多々あります。
②単焦点35㎜のため画角が狭く感じる。
足を使って動けない場面での撮影(特にボートや気球などの乗り物からの撮影)が難しいです。
僕の場合35mm単焦点一本だと縦構図が多くなってしまうことに気付きました。
③応用力が低い
レンズ固定式であるためシーンに合わせたレンズの選択が行えません。
④SDカードのスロットが1つしかない。
SDカードは2枚入ると安心します。
これらのデメリットはRX1を選択する前にわかっていたことなのですが、購入当時は撮りたいものがこれでまかなえる気になっていたということだと思います。
撮影を重ねていくうちに改めてRX1の限界に気付いたことや、自分の撮りたいものが変化したことが買い替えの動機となりました。
RX1は撮りたいシーンを限定して目的を絞って使えば最高のカメラだと思います。
これだけ軽くて小さなフルサイズのカメラはありません。
いつでも持ち歩いて、自分が行ったレストランの食事、歩いた道や景色、花壇の花、身近な道具を撮ることなど様々なシーンで使えます。
RX1は動きがなくて奥行きや高さを表現する必要がない被写体に対して、その能力を最大に発揮できるのではないかと思います。
RX1で撮影した写真を使った旅行記なのでよろしければ参考にしてください。
僕がRX1とともに歩いて考えたこと。
僕は今まで人を撮影することがあまり好きではありませんでした。
風景や建物のの写真が好きで人の存在がない(気にならない)カットを狙っていたのです。
RX1を持って様々な所に行きました。
海外だとカンボジア、タイ、ベトナム、トルコを旅行してRX1で写真を撮りました。
写真を単体で見ると満足できる写真はあるのですが、それらを国ごとに複数の写真でまとめて見ると重要な何かが写っていないことに気付きました。
それは人の生活なのではないかなと思います。
僕の初めての海外旅行はカンボジアでした。
アンコールワットはとても素晴らしい遺跡でした。
それと同じくらい衝撃だったのは、交通ルールがなくめちゃめちゃに行き交う車やバイクやそこでたくましく生きる人々でした。
そこで生活する人の活気や熱気、前向きに生きる力にノックアウトされてしまい、そこから時間が取れれば一人で海外旅行へ出るようになりました。
タイ、ベトナムもアジアの熱気を感じさせるシーンがあります。
トルコのカッパドキアでは田舎のゆっくりとした時間の流れを感じました。
それらを表現するためにそこで暮らす人々の生活を撮りたいと思ったのです。
あとは20代の後半になるにつれて結婚式などのイベントに呼ばれる機会が増えたということも買い替えを決意した一つの理由です。

そのためRX1を下取りに出してD750とNikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを購入しました。
一眼レフの中からNIKON D750を選んだ理由。

RX1を購入する前はSONY NEX-7を使用していたので、一眼レフを購入するのは初めてのことでした。
RX1にしてからフルサイズのメリットに気付かされたので、フルサイズの一眼レフ以外の選択肢はありません。
僕の周りがNIKONの一眼レフを使っている人が多く、同じFマウントならレンズの貸し借りができるのでメーカーはなんとなくNIKONにしました。
予算的にD610とD750のどちらかにしようと思いました。
細かなスペック的にあまり差がないため最初はD610を買うことを考えていました。
しかし実際に触り比べると、グリップがD610よりもD750の方が僕の手にとっては圧倒的に握りやすいのです。
僕は手が大きめなのでD610のグリップを握ると手首の緊張が高くなるような気がします。
その反面D750はしっかりとホールドすることができたので、これはD750を買うべきだと思いました。
D610と比べてグリップの握りやすさだけでD750のボディを選んだのでした(`・ω・´)
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