過去と現在の機材について
僕の過去と現在の録音環境を振り返りながら、それに対して思うところを少し書いてみようと思いました。まずは機材の名前をざっと書いていきます。
・過去の機材
マイク:RODE NT2-A
最近値段を見てびっくりしました。前は新品が2万5千円くらいで買えましたけど、何か仕様の変更でもあったのでしょうか。
ART エー・アール・ティー マイク・プリアンプ Tube MP Studio V3 (真空管を交換した)
真空管が簡単に交換できる遊べて楽しいマイクプリアンプです。
Cakewalk UA-25EX USBインターフェイス
SONAR X1 ESSENTIAL(シーケンスソフト)
WAVES NATIVE POWER PACK(プラグインソフト)
動画はSONY RX1で撮影。
・現在の機材
マイク:RODE Videomic pro
動画はD750 + 24 – 70mm f2.8で撮影。
過去と現在を比べて思うこと
・過去の機材
録音の目的や優先事項がはっきりとしていなかったため、まともにレコーディングする方法を選んでいました。
これがなければいけない、こうじゃなきゃいけない、セオリーはこれだなどということにとらわれすぎていたように思います。
確かにこちらのほうが細かく音質を調整できて完成度も向上するのですが、その反面手間がかかります。
・現在

僕の録音に対する思いはガチのレコーディングで作品を残したいというよりも、自分の演奏を客観的に聴いたりYoutubeに演奏をアップできればいいなと思う程度です。
僕は基本的にフィンガーピッキングの録音しかしないため、シーケンスソフトとプラグインの機能はほんのわずかしか使いませんでした。
重ね録りや歌を別に録音したい場合は過去の機材のほうが適していますが、ソロギターのみの録音なので妥協点が見つかりました。
三脚に立てたカメラとRODE VIdeomic Proの前でギターを弾けば動画と音声が同時に撮れます。
動画と音声は Adobe Premiere Elements 14 で編集します。
Adobe Premiere Elements 14にはパラメーターがある程度調整できてそこそこの品質のリバーブがついていました(`・ω・´)
実際の動画で音質の聞き比べ
両方ともエフェクトをかけていて純粋なマイクの性能のテストではありませんが、レコーディング方法の違いとして参考にしていただければと思います。
再生音量に差があるので注意してください。上が過去で下が現在の動画です。
現在の機材のほうが音量が低いのは、Adobe Premiere Elements 14 に音楽用のコンプレッサーやリミッターといったエフェクトがないからです。
音楽を作り込むということに関しては専用のシーケンスソフトやプラグインのほうが強いです。
ギターの弦の質感をリアルに拾えているのもRODE NT2-Aです。聴き比べると過去の機材のほうが音質的に優れています。
しかし、現在の機材のほうが録音にかかる手間が圧倒的に少ないです。
録音になるべく労力をかけたくなかったので、そこそこの音質で妥協してシンプルな機材に切り替えました。
このシンプルな機材のおかげで録音する機会は増えました(腕に著名な変化はありませんが…)。
このほうが外で動画の録音をする時にも高音質で動画を撮れますし、いろいろと応用が利くのではないかと思います。
RODE VIdeomic Proでギターの録音をする人はかなり少ないと思いますが、楽器用のマイクと比較するとこんな感じになりますという紹介でした。
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