今回のアンダルシアの旅で最も気に入った場所はサアラ・デ・ラ・シエラとグラナダです。
そのどっちが良かったかというと、どちらも良すぎて選べません(笑)
ただその時の気分に応じてなら決められると思います。
癒されたいのであればサアラ・デ・ラ・シエラ、文化的な刺激を受けて楽しみたいのならグラナダを選びます。
今回はそんなサアラ・デ・ラ・シエラの町について紹介したいと思います。
目次
サアラ・デ・ラ・シエラは静かで美しい場所だった

頂上に古城があって、その下に白い民家が広がっていることがこの村の特徴です。
8世紀にアラブ人によって築かれたという村でスペインの史跡にも指定されているようです。
まずはこの村の山頂にあるアラブの城跡の写真からご覧いただこうかと思います。

村の中心にある教会から歩いて20分ほどで頂上まで行けます。

わりときつい傾斜の坂を上っていきます。

この村のシンボルのアラブの城跡です。
横に生えている木の下にベンチがあって、そこから景色を見たり昼寝している人もいました。
この中に入って階段を上ったところから見る景色は最高でした!


この城跡の上からは村の全域が見渡せます。
白で統一された景観がフォトジェニック

村の景観は白で統一されていてとてもフォトジェニックでした。

村の一部を適当に切り取ってもそれなりの絵になってくれます。


この村がメジャーな観光地にならない理由
アンダルシアを旅行している人にサアラ・デ・ラ・シエラが良かったよと話しても、あまりその村のことについて知っている人が少なかったように思います。
この村は外国人観光客が少なく落ち着いた雰囲気を保っていました。
スペインのグラナダで日本人宿PATIO GRANADAを経営されているミエコさんにも渋い場所に行ってきたねと言われました(笑)
この村に外国人観光客が少ない3つの理由があると思いました。
①バスの本数が圧倒的に少ない

サアラ・デ・ラ・シエラへのアクセスはロンダからバスで1時間ほどです。
距離としてはそこまで遠くないのですがバスの本数が少なく、ロンダ発は7:00と13:00、サアラ発は7:45と14:00で一日に2本です。
そして驚くことに土日祝日はバスが休みになるのです(;゚Д゚)ニホンジャカンガエラレナイ…。
②移動は絶対に坂道を上がらなければならない

この村の立地を写真で見ていただければわかるように、この村を移動するには坂道を上ることが必須になります。
足腰の悪い旅行者の方なんかは結構つらいのではないかと思います。
地元のご高齢の方もこの村を移動するのは大変そうでした。
足腰が丈夫でなければこの村で暮らせませんね。
③観光地らしいところが少ない

サアラ・デ・ラ・シエラの中心地にバロック様式のサンタ・マリア・デ・ラ・メサ教会があります。
この村に建物の中を見学するような場所はここくらいしかないと思います。
僕が行ったときはミサの時間だったので内部の見学はしてません。
外国人観光客が少ないためレストランや土産物屋も少なく、サービス業の人も英語を話せる人が少ないです。
食事のメニューもスペイン語のみの場所しかないように思いました。
ホテルのスタッフに英語が通じなかったのでGoogle翻訳を使ってやり取りしたこともあります。
でもこういう雰囲気が外国の田舎に来たって思わせてくれるので好きです(笑)
それがサアラ・デ・ラ・シエラらしさ

不便な立地にあるため、短期でスペインやアンダルシア州を周遊するツアーに組み込まれることはまずないと思われます。
たとえ自社で手配したバスでツアー客を連れてきたとしても、景色は最高ですが坂道がきつく観光地らしいところが少ないので顧客の満足度を高められるか難しいところだと思います。
一時間もあれば端から端まで移動できてしまうような小さな村ですが、この村周辺で見られる朝日、夕日、星空は格別だと思います。
この村の楽しみ方はビールを飲みながら何もしないこと(笑)
そして朝と夕方と夜に写真を撮りに出かける。
これがいいと思いますよ(`・ω・´)
次回はさらに美しいサアラ・デ・ラ・シエラ、そして宿泊のすすめです。
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