これはサアラ・デ・ラ・シエラで空とダムを写した時の写真なのですが、見事にセンサーがゴミだらけだったのでこの衝撃をシェアしたいと思い記事にします。
丸で囲んだところがすべてセンサーのゴミです。
よーく探せばもっとあるかもしれませんが、ゴミだらけということが伝わればよいと思ったので適当なところで切り上げました。
カメラのモニターを見て大きなゴミが写っているのを見た時は衝撃を受けました。
まさかと思い白い壁を写してみるとさらにゴミだらけなことが判明…。
いままでのカメラライフでセンサーのゴミとは無縁だったのですが、ここにきてセンサーゴミの洗礼を受けました。
ここはスペインの田舎の町だしカメラ屋なんて気の利いたものはありません。
仮にニコンのサービスセンターがあったとしても短期の旅行で行くのは時間がもったいないので、自分で対処できる道具を準備をしていった方が良いでしょう。
目次
センサーへのゴミはレンズ交換式カメラの宿命

トップ画像はセンサーのゴミがわかりやすいように加工してあります。
こちらはRAWからJPEGへストレート現像したもので、この状態ですでにセンサーのゴミが見えます…(Web用にファイルサイズを圧縮しているためあまり鮮明ではないですが)。
空や白い壁を写さなければ目立たないしライトルームで簡単に補正することができますが、センサーにゴミが大量に付着した状態で撮影を続けるのは気持ちのいいものではありません。
レンズを交換しているとセンサーにゴミが入る可能性は100%に近いといっても過言ではないと思います。
そのためセンサーにゴミが付着するものという前提で対策を準備して撮影に出かけましょう。
撮影旅行へもっていくセンサーの清掃道具
HAKUBA ハイパワーブロアープロ

通称シュポシュポと呼ばれるものです。
レンズを複数持って出かけるときにはこいつも一緒に持っていきます。
ブロアーはカメラを手入れするときの中で一番基本的な道具かもしれませんね。
センサーに乗ったゴミをこれで吹き飛ばすことができます。
レンズやボディ、キーボードの隙間のゴミを吹き飛ばしたりと何でも使えます。
ただこいつが通用しないセンサーのゴミがあるので、それに対しては別の対策が必要になります。
僕が所有しているのはLサイズなのですがカメラバッグに入れるのにはやや大きいことと、先端のノズルが長いためバッグや他の荷物を傷つけないか少し心配です。
小さくてノズルも短いMサイズの方が持ち運びに便利で良かったかなと思います。
イメージセンサークリーニングキット

ブロアーで消えないセンサーゴミに対してはこれを使用します。
カメラのイメージセンサーに棒の先端を直接当てて、ペタペタとゴミを吸着していきます。
これでダメならばあきらめて撮影が終わってからカメラ屋に行ってセンサークリーニングをしてもらいましょう。
自分で本格的にセンサークリーニングをできるキットが発売されているようですが、旅行に持っていく気がしないのでここまでの対策が僕の中で限界です。
センサーのゴミをケアすることで写真の編集が楽になる
センサーのゴミはライトルームの画像処理で簡単に消すことができるので、そこまで神経質にならなくてもいいような気がします。
ただライトルームでの編集にひと手間必要になるのがやっかいなので、センサーのゴミに気付いた時にケアできる道具は持っていてよかったと思いました。
センサーゴミの位置を読み込ませて複数のファイルに適応させる方法もありますが背景によっては違和感が出てしまうものがあるので、作品として仕上げるのであれば一つ一つ確認することになります。
トップ画像はタイムラプス動画を作成するために撮影した一枚なのですが、センサーのゴミをすべて消して自動ですべてのファイルに適応させると雲の部分がおかしなことになります。
タイムラプス動画できれいにセンサーのゴミを修正しようとすると編集の手間が半端なくかかります。
500枚の静止画を一つ一つセンサーのゴミを処理するなんて考えられません(;´・ω・)
この場合は大きなセンサーゴミだけに目立たないようにスポット修正をかけています。
自動で同じ位置にスポット修正を適応させているため、雲が通過するとやや違和感があると思います。
時には適当な所であきらめることも大切だと自分に言い聞かせるのでした。
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