とにかく自然が豊かなスリランカですが、今回はスリランカの鉄道を紹介する記事を書いてみたいと思います。
レトロなスリランカの列車が高原の茶畑や海沿いを走る区間などは、とても眺めがよく旅の気分を盛り上げてくれること間違いなしです(`・ω・´)
鉄道のチケットを買ってみる

スリランカの列車はインターシティエクスプレスとその他コロンボ発の限られた町へ行く列車しか予約はできません。
そのため旅行者は窓口に並んで列車のチケットを購入します。
去年インドを旅した時にはネットから鉄道のチケットを予約できました。
今回のスリランカでは当日のチケットしかないためやや心配していましたが、いざスリランカで鉄道を利用してみると全く問題なくチケットを買うことができました。
座席には2等と3等があって価格差が1.5~2倍あります。
値段が高いので2等車の方が空いている傾向で二人掛けのソフトシートになっています。
3等車の方は3人掛けの木製かソフトシートなど、2車と比較するとスペースがやや狭い傾向にあります。
値段が高いといっても日本と比較すると移動にかかるコストは激安なので、僕は2等車を利用していました。
例えばスリランカのコロンボからエッラまでが約270km離れています。電車で行くと2等車の運賃が430Rs(324円)で3等車なら270Rs(203円)です。
東京の新宿から静岡の浜松までの距離が約250kmあってその移動運賃を考えると激安なのです。
元々の物価の違いはあるとはいえ衝撃の価格です(;゚Д゚)
3等車との価格差は121円なので、短期旅行者で働いているのであれば快適な時間を買ってもの良いのではないかと2等車で甘えました(笑)

主要な駅であれば電光掲示板がついているので電車が出発する時間を把握しやすいです。
電光掲示板の表記がシンハラ語の時もあるので、現地の人に直接聞くことが早くて楽だと思いました。

僕は短期での旅行なので時間を有効に使うため朝一番の列車を利用することが多かったです。
早朝に起きて駅で並んでいると眠そうな野良犬に出会いました。
お座りしながら寝れるその気持ちわかる…。
きっと寝起きで駅に並んでいる僕の顔もこんな感じだったと思います。
スリランカの列車はこんな感じ


列車はレトロな車体が多くて絵になります。

ちょっと古びた感じの駅と列車がまた良い雰囲気を醸してくれますね。
スリランカの鉄道もまたフォトジェニックな場所なのでした。

こんなにつり革いるの?ってくらいつり革がついていました。
通勤ラッシュの時は山手線以上に混むのでしょうか…。そんなことはないと思いますが。
ちなみにこれは3等車の車両だったと思います。

コロンボからマータラに向かう時は南の海岸線を抜けていきましたが、海岸と線路がめっちゃ近い場所があって波の力で浸食されていかないのかやや心配になりました。
まあ、きっと大丈夫でしょう!
スリランカ鉄道で一番美しい区間は高原の木々と茶畑エリアだと思う

エッラからコロンボ区間で列車で移動したときに美しい景色に出会いました。
カメラを持っている観光客は列車から景色を撮影することに夢中になっており、僕もその中の一人でした。
こんな感じの絶景の中を列車が走って行ってくれます。
エッラでのトレッキングをした時もこれくらい晴れてくれればよかったのにな…。





時系列がバラバラかもしれませんが、エッラからコロンボまではこんな感じの風景が何時間も続きました。
日本ではまず見られない景色と味のあるレトロな鉄道は、旅人の『旅してる感』をとても高めてくれます!
列車の出入り口は常に開いているのでそこから写真を撮ることができます。
出入り口から眺める景色は観光客から地元の人まで人気が高いので場所を確保するのが大変です。
柵も何もありませんので走行中に落下しないように気をつけましょう。
スリランカに来たら鉄道を利用してみよう

列車というものは庶民の交通手段でもあるのでスリランカの人々の生活を知るきっかけにもなります。
ランダムに起きる人との出会いやイベントもまた旅の醍醐味ですね。
車窓から素敵な笑顔を向けてくれる子に出会うこともあります。

列車の中でタンバリンひとつで歌を歌いながらチップを稼ぐおじさん。
スペインではたくさんのストリートパフォーマーを見かけましたが、スリランカではあまり見かけませんでした。

これは2017年1月1日の新年に無料で配られた食事です。
最初は有料だと思って警戒してしまいましたが『ハッピーニューイヤーのお祝いの食事だよ。』と言われて無料であることに気付きました(笑)

列車やバスに『ワレワレワレワレワレ!!!』と大きな声で言いながら食べ物を売りに来るおじさんたちがいるのですが、その人たちから買った軽食です。
これはウルンドゥ・ワデーという名前で、豆を挽いて作った揚げ物で野菜を細かく切ったものを中に混ぜています。
味はほとんど辛味を感じませんが、独特のスパイスの風味が効いていておいしいです。
列車に乗りながら食べる現地の食べ物もまた旅の気分を高めてくれるのでした。
食べ物を包むこの紙はこどもが学校の勉強で使用して不要になった紙だと思われます(笑)
こんなところもスリランカらしさですね。
スリランカ鉄道は移動するだけではなく様々な楽しみ方がある移動手段なのでした。
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