ここ最近カメラとレンズを一気に買い換えたので、それらの実力を試すために昭和記念公園のコスモスを撮影してきました。
カメラとレンズはNikon D750+大三元レンズのシステムからNikon Z6とf4ズームレンズ+単焦点レンズのシステムに移行しました。
新しいカメラとレンズのことは徐々にブログに載せていく予定なので気長にお待ちくださいませ(いつも更新が遅くてすみません…)。
今回撮影に持って行ったレンズは、
NIKKOR 24-70mm f/4 S
NIKKOR 14-30mm f/4 S
NIKKOR 50mm f/1.8 S
です。
NIKKOR 35mm f/1.8 S も持っていますが、あんまり色々と持ち出すとやりたいことが散漫になる気がしたので今回は家で留守番です。
ピークデザインのバックパックにレンズ4本は余裕で入りますが、今後の海外旅行なども見据えての感覚を掴みたかったので3本に絞りました。
目次
レンズの新しい表現を試しにいく

ニコンのZマウントの利点は、開放からシャープな描写、逆光耐性の向上、周辺画質の向上の3つだと思うので、そのお題をなぞるようにコスモスの撮影をしていきたいと思います。
開放からシャープな描写に関しては単焦点レンズでより恩恵を感じられると思うので50mmに関しては全てf値開放で撮影しています。
NIKKOR 24-70mm f/4 S

まずは標準ズームレンズから試してみましょう。
Fマウントよりも抜けが良い描写でコントラストが上がったように感じます。
Zマウントのシステムを使うようになってからLightroomのパラメータを一生懸命いじくり回す必要がなくなったような気がしますね。
スマホではわかりにくいかもしれませんが、僕の旧システムのFマウントと比較して絵がビシッとした印象です。

さて、逆光耐性はどうでしょうか。
これはかなり優秀な気がします。
ゴーストは見当たらず、フレアによる解像度の低下もほとんどないように見えます。
キットレンズでこの逆光耐性は素晴らしいと言って良いかも!

もういっちょ厳しい条件で試してみます。
雲で乱反射した太陽だとフレアが出現しましたね。
新しい設計のレンズでも過信は禁物のようです。

f4開放の描写です。

こちらも同様にf4開放です。
ボケに関してはf4なのであまり期待できませんがピントが合焦した部分はしっかりと解像していますので、旅先で使用するには全く問題なさそうなレンズだと思いました。
NIKKOR 14-30mm f/4 S

このレンズでは逆光耐性と周辺画質を確かめたかったのでそのように撮影しました。
上の写真は30mm付近の画角で撮影したものです。

こちらは14mmで撮影したものです。
Fマウントの14-24mm f/2.8 だったら盛大にゴーストが出ているシーンですが、Zマウントの14-30mmには全くゴーストが出ていません。
そして上の縦構図の写真の右下を見ていただくと周辺画質の向上がわかるかな…と思います。
逆光に強くなって周辺の解像度が上がったのはとてもありがたいですね!

望遠端30mm開放のボケ味はどうだというとこんな感じです。
ちょうど日陰になってしまい光の状態も悪いのですが、ボケに関して何かを求めるなら単焦点レンズだなというのが正直な感想です。
NIKKOR 50mm f/1.8 S

僕の中で意外なダークホース的存在だったのがZマウントのf1.8 S シリーズの描写です。
今回は50mmで撮影したのですが、今までのニコンの単焦点レンズの常識を打ち破ってくるようなクオリティに仕上がっていると思います。

明るい単焦点レンズは少し絞らないと解像度が出ないというのが今までのニコンFマウントだったと思いますが、Zマウントの単焦点レンズは開放からキレキレなのです。

逆光でも高いコントラストと解像度を維持しています。

逆光耐性が強く周辺画質が良いので逆光のシーンで右下の端に被写体を配置しても問題ありません。

全てf1.8で撮影した写真です。
このレンズが6万円台で買えるというのは安い気がしますね。
Zマウントについて思ったこと

ニコンのZマウントの描写はいかがだったでしょうか。
ニコンZシリーズをブログやTwitterで観測していてFマウントとそこまで変わりないなと思っていたのですが、自宅のPCで撮影したデータを比べてみるとニコンの進化を感じます。
画質全般の改善はもちろんのことですが逆光耐性や周辺画質の向上が表現の幅を広げてくれているように思います。
これからZシステムを使い込んでいくのが楽しみになりました!
まだシステムを使い込んでいない状態でまとまりのないレビューになりますが長文を読んでいただきありがとうございました。
撮影地情報:昭和記念公園

昭和記念公園は東京都立川市にある国営公園です。
以前は軍事関係の施設でしたが終戦後しばらくしてから国営公園として整備されました。
入場料が450円かかりますが季節ごとに花畑を整備してくれていますし、公園内の手入れされた草花を撮影できると考えればそれほど高くは感じないと思います。
昔空港だった名残でかなり広い敷地があるので僕はレンタルサイクルを借りて移動します(レンタサイクル:3時間420円)。
ここの自転車専用レーンがまた緑に囲まれていて気持ち良いのです。
写真の撮影に来たつもりだったのですが、思いのほか昭和記念公園の自然に癒されてしまったのでなかなか良い気分転換になりました。
今回久しぶりに足を運んでみましたけれど四季ごとに草花を撮影しにくるのも良いなと思ったのでした。
ではまた!
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