Nikon D750からZ6に変えて良かったこと 〜一眼レフからミラーレスへ移行して感じた利点〜

2019年の秋頃に一眼レフのNikon D750からミラーレスカメラのNikon Z6に移行しました。

Nikon Z6を購入してから数ヶ月が経過しようとしているので、一眼レフからミラーレスに変えて良かったことを中心に書いていきたいと思います。

一眼レフで見えた壁のようなもの

僕は20代半ばで一眼レフを購入して写真の楽しさで突っ走って多くの素晴らしい人や風景に出会ったように思います。

若さと勢いに任せてニコンの大三元と言われるレンズも揃えて海外を中心に短期の撮影旅行に繰り返し出かけていました。

きっとそれはそれで良かったのでしょうけど、果たしてこれが今後も継続して写真を楽しめるスタイルなのだろうかとふと思ったわけです。

ゴツくてタフな一眼レフと大三元レンズは自然環境が厳しい旅先では役に立ちますが、街中や日常的に使うカメラとしてはややオーバースペックです。

街歩きの時は一眼レフを置いていこうかなという発想に至ることもあったので、もっと軽量コンパクトで街歩きにも違和感なく対応できるボディとレンズにしたいと思いました。

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一眼レフの微ブレが気になる

僕が使っていたメインのレンズには手ブレ補正が付いていなかったので、光の少ない環境で手持ち撮影で油断すると手ブレを起こしていました。

あとは三脚を立てての撮影時にいちいちレリーズでミラーアップをして撮影しないとブレる可能性があることがストレスでした。

どちらも手ぶれ補正付きのミラーレスカメラにしたら解決できる問題です(ミラーがないのでレリーズアップ不要!)。

標準レンズを手ぶれ補正付きのものに買い替えるくらいならば、いっそのことミラーレスカメラに移行しても良いかなと思ったのです。

スマホカメラのような気軽さが欲しくなった

スマホの性能が向上するにつれてD750の機能が不満に感じるようになってきました。

D750には手ぶれ補正もないし、4K動画も撮れません。

D750でスマホのようにモニターを見ながら撮影しようとするとAFが遅くてこれまたストレスです。

iPhone7にしてからスマホで写真を撮影することが増えてファインダーを覗かない軽快な写真も良いなと思ったので、自分が持っているカメラにその要素が欲しいなと思いました。

そんなことで悩みに悩んでNikon Z6に移行することにしました!

Nikon Z6のミラーレスカメラにして良かったこと!

僕はカメラメーカー各社がミラーレスカメラを出し始めた時から購入を検討してはやめて…ということを繰り返していたのですが、一眼レフで良いやということを無理やり自分に言い聞かせていたような部分もあります。

寝る前にカメラのことで悩むくらいなら買った方がきっと幸せになれます。笑

画質について

収差と周辺画質が改善した

世の中に出ているカメラの画質はおおむね綺麗ですし、フィルムの時代から画質が悪くてどうしようもないと嘆く人がほとんどいなくても、時代が進むにつれて写真や映像の画質が良くなるというのが世の中の常のようです。

僕も一眼レフの画質に不満があったわけではないのですがD750とZ6の写真をパソコンのモニターで比べてみると、これが画質の進化なんだなぁということを実感しました。

ニコンが長年守り続けてきたFマウントがあるのにもかかわらずZマウントを出すというのはそれなりの理由があると思いました。

まあ画質なんて知らなければ幸せな世界ともいえるでしょうけど、高画質であれば表現の幅が広がるのでニコンの新しいシステムに移行する価値はあるのかなと思いました。

Z6を購入するタイミングでD750を手放してしまったのでフェアな検証はできませんが、D750とZ6で街の景色を見下ろしたアングルの写真を見比べてみましょう。

左がD750(バチカン市国)、右がZ6(フランス・パリ)です。

それぞれの画面上部を等倍で表示しています。

Z6の方がシャープネスとコントラストが強い絵作りですが、それを抜きにしても解像度に違いがあるように思います。

解像度のわかりやすい部分としては街路樹の質感や遠景の建物の境界線でZ6の方がより鮮明に写っています。

あとは左のD750の写真は車や人が少し滲んでいるように見えますね。

D750の撮影データを拡大して注意深く見ているときにピントが合っているようで合っていないような印象を受けることがあったのですが、今思うとその原因の一つがレンズ収差だったのかもしれません。

画面中心部分の等倍写真です。

所詮キットレンズの画質なんか大したことないだろうと思っていましたが、Fマウントの24-70mm f/2.8G EDよりもZ6のキットレンズの方が解像度は良いと感じました。

撮影条件や画角が統一されておらず全くフェアではない画像検証なのですが、Fマウントの古いレンズと最新のZマウントレンズの差がなんとなく伝われば幸いです。

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2020年2月2日

解像度が低いからといってFマウントが駄目だというわけではなくて、コントラストやシャープネスが柔らかい写りのレンズを必要とする場面はあると思います。

展望台から撮影した細かな街の被写体だったので違いが際立ちましたが、あらゆるシーンでここまでの差が出るわけではありません(スマホでこの画像検証を見たらあまり違いを感じなかったので、スマホ内で完結する写真ならそれほど高画質でなくても良い場合もあると思います)。

Zマウントレンズの画質の違いをマニアックに確認したいのであればこの方のYouTubeを見るのが良いと思います。

https://www.youtube.com/channel/UC-idGD_pRr67UcXou0_hfuQ/videos

露出の正確さが向上した

Nikon D750だと画面の中央に黒いものがあると背景がまっしろに飛んでいるという現象が結構ありました(カメラの仕組み的に仕方ないし露出補正を忘れた自分が悪いのですが…)。

特に曇り空の風景を撮影すると空の色をまっしろに飛ばして僕を悶えさせてくれます。

ところがNikon Z6は「わかっている」のです。

Z6は「このカメラを買うような君たちはどうせ後でLightroomか何かでRAW現像するし、暗部の方に多くのデータが残ってるからこのくらいの露出にしておいてあげるね」という感じでRAW現像にちょうど良い露出にしてくれるように思います。素晴らしい!

ホワイトバランスが正確になった

D750ではホワイトバランスが黄色に転ぶことが多かったのですが、Z6に移行してからはかなり正確になったと思います。

RAWで撮影しているのでホワイトバランスは後から修正できるのですが、現地で感じた雰囲気が変わってしまうことや修正の手間があるので正確に越したことはありません。

軽量・小型化

Z6はミラーレス機構を採用したので軽量・小型化が達成できました。

内臓ストロボの廃止も良かったことだと思います。

僕は正直なところ内臓ストロボは一度も使用したことがありませんのでD750のストロボもいらんなぁと思っていました。

滅多に使わないものを標準搭載する必要はなくiPhoneやMacBookのようにシンプルで良いと思います。

パッキングが楽になった

レンズ付きボディと交換レンズ一本がピークデザインのエブリデイバックパック30Lの底面にピッタリ入るサイズ感です。

これならLCCの機内持ち込みの制限があるときにも安心できますね。

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ストラップを細くできた

Z6に装着するレンズにもよりますが、カメラ+レンズの重さが1kg前後になったので細いストラップで首からぶら下げてもそれほど負担を感じません。

カメラが軽くなって幅広いストラップの選択肢が広がることも利点で、僕はかさばらない細身のストラップに変更しました。

背面モニターでの撮影が快適になった

ファインダーと背面液晶の切り替えが一瞬で行えるようになり、どちらもAFの仕組みは変わらず高速です。

スマホと同じ感覚で手軽に撮影できる機会が増えたように思います。

軽快なシャッター音とサイレントモード

一眼レフのシャッター音が大きくて困るということはごくたまーにありました。

街や建物の中で一眼レフのシャッターを切ったときに誰かが振り返ると、やっぱり一眼レフのシャッター音は人の注意を引くのだなと思わされます。

Z6のシャッターは「ファサッ」っという小さくて軽快な音で切れてくれるので、静かな場所で使ってもそこまで人の注意を引くような音ではないと思います。

シャッター音が相応しくないシーンではサイレントモードで撮影すればシャッター音を消すことが可能です。

シャッター音を消す機能があることで撮影できるシーンの幅は広がると思います。

静かで正確なAF

ミラーレスカメラのAFは一眼レフには勝てないというのが少し前までの常識でしたが、今や高速で動く被写体もミラーレスカメラで撮影できるようになってきたのは驚きです。

動画撮影も見据えてZマウントレンズに搭載されているモーターの仕組みも変わったようで、Z6とZマウントレンズの組み合わせはAFは駆動音がわからないほど静かです。

動体に関してのAFはミラーレスカメラで先行しているソニーの方が正確なのでしょうけれど、僕の撮影スタイルではZ6のAFでとても困ったということにはまだなっていません。

かなり暗い教会の中や日の出前の街歩きでも迷わずAFが合焦したので、ああこれは大丈夫なやつなんだなと思いました。

Z6+ZマウントレンズのAF性能は以前使用していたFマウントレンズと変わらないか、それ以上の速さで合焦するというのが僕の印象です。

Z6はソフトウェアアップデートで後から瞳AFが追加されたので、もしかしたら今後のソフトウェアアップデートでAFが改善する余地はまだあるのかなとも期待しています。

電子ビューファインダーが快適

電子ビューファインダーは撮像素子に移った映像を小さな液晶画面で見ている状態なので(小さなビデオを見ているイメージ)、高速で動く被写体だとタイムラグが発生して撮影のタイミングが掴めないというデメリットがあります。

あとは肉眼でリアルな光を見ているわけではないので、作品のイメージを捉えにくいという意見もあります。

とはいいますけど、僕は電子ビューファインダーが快適だと思いました。

その理由として太陽を直接見ても眩しくないこと、最終的な作品の完成形が写ること(露出・ホワイトバランス・アートフィルター・モノクロなどがリアルタイムで反映される)、屋外の眩しい環境でファインダーで画像チェックができるなどのことがあるからです。

Z6の電子ビューファインダーは見え方がとても綺麗なので、僕のような元一眼レフユーザーでも違和感なく使用できるのではないかと思います。

この視認性の良さであればマニュアルフォーカスも問題なくできると思うので、オールドレンズで遊ぶときなどにも良いなと思います。

僕は高速で動く野鳥やレーシングカーを撮影するわけではないので電子ビューファインダーでやっていけそうです。

Nikon D750とZ6の重量比較

Zマウントの望遠レンズがまだ出ていないのでボディ+標準・広角レンズだけですが参考までに重量の比較です。

■一眼レフ

Nikon D750:890g

14-24mm f/2.8:970g

24-70mm f/2.8 :840g

合計:2,700g

■ミラーレス

Nikon Z6:675g

14-30mm f/4 S:485g

24-70mm f/4 S:500g

合計:1,660g

レンズの明るさをf/2.8→f/4に下げたのもあって約1kgも軽量化できました。

今まで大三元を使っていたのでf/2.8を使えない心もとなさはちょっとありましたが、最近では軽さは正義だなと思うようになりました。

Zマウントの大三元レンズの値段が高いのでf/4ズームレンズで納得しておいた方が良いというのが正直なところでもありますが、自分が撮影した写真を見返してみると三脚を立てて絞って撮影したものがほとんどだったので、今のところf/4ズームレンズでやっていこうと思っています。

Zマウントレンズについては個別にレビューしていきたいと思いますので続編を気長にお待ちくださいませ。

Nikon Z6の課題

一眼レフに比べてバッテリーの持ちが悪い

D750では一個のバッテリーで1000枚前後の撮影ができましたが、Z6のバッテリーの持ちはD750の6〜7割くらいかなという印象です。

カタログスペックの300枚台ではなくて心から安心していますが、元々一眼レフを使用していたユーザーからするとスペックダウンだと感じてしまう部分ではあります。

既存のNikon一眼レフとの互換性も考慮しないといけないので難しい選択だったと思いますが、ミラーレスカメラを出すのであればソニーのように思い切ってバッテリーの規格を根本から見直しても良かったのではないかと思います。

XQDカードのシングルスロットも悪くないけど…

D750から比べると撮影データの表示・拡大・縮小が高速になったり、連写のバッファが詰まりにくくなったりとメリットは感じているのですが、それはXQDカードでなければ達成できなかった技術的問題なのかなと疑問を感じることはあります。

ニコンのミラーレスカメラ購入を検討しているときにかなりネックになった問題がXQDカードです。

XQDカードが記録メディアとして優れているのはわかりますが如何せん高すぎませんか?笑

120GBで2万円ってあなたね…、そして今まで使っていたSDカードはどうしてくれるという問題が発生するわけです。

まあ文句があるなら使うなということなのでしょうけど、これが痛みを伴う進化なのかとしみじみ思うのでした。

一度XQDカードを買う決意をして使ってしまえば快適なのですが、僕のような意識の低いアマチュアユーザーにとってはXQDカードの一線を超えることがなかなか大変。

僕は今のところシングルスロットで全然困っていませんけれど、Nikon Zシリーズがデビューしたときに多くのユーザーからダブルスロットの要求があったことも印象的でした。

ニコンが次世代の機種でどのような結論を出すのか興味深いですね。

センサーに補正不可能なゴミ写り込むことがある

Z6に変えてから糸くず状の長いセンサーゴミと遭遇するようになりました。

このセンサーゴミを後から画像処理で適切に除去することは非常に困難なので、こまめに画像を確認して対処する以外に予防策がありません。

これが原因で何枚か無駄にしたカットがあり膝から崩れ落ちそうになったことがあるので、次世代の機種ではセンサーゴミに関してなんらかの改善策が出ることを期待しています。

ミラーレスカメラのセンサーゴミを解決する方法!

2020年2月2日

終わりに

Nikon Z6を手に取ってやっぱりちゃんとしたカメラは必要だと思いました。

スマホのカメラが進化してきていて普通のカメラで撮る意味はあるのかなーと悩む時期もありましたが、Nikon Z6とZマウントレンズが写真の楽しさを数段階引き上げてくれたように思います。

軽量・小型化して写真に気軽さをプラスしようということが買い換えの主目的だったのですが、Zマウントの画質の良さを思った以上に感じるのでこれは嬉しい誤算でした。

なぜニコンのミラーレスカメラを選んだのかも含めて書くとどこかのカメラのネガキャンになってしまったり、全くもって記事のまとまりがなくなりそうなのでそれについて触れるのはやめました。

結局のところどこへ行って何を撮ってどんな表現がしたいかということが大事なのであって、どこメーカーのカメラやレンズを使うかということはそこまで大事ではないかもしれません。

カタログスペックや誰かの受け売りの知識にとらわれないで自分のスタイルに合ったカメラとレンズが見つかればそれで良いと思います。

僕が管理しているこのブログの旅行記でいうとフランス編からNikon Z6で撮影した写真なので参考に見ていただければ幸いです。

長文を読んでいただきありがとうございました!

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