旅行に持っていくべき単焦点レンズ!NIKKOR Z 35mm f/1.8 S レビュー

ニコンZ6を購入してからズームレンズを使用していたのですが、単焦点レンズはもっとヤバい画質なのだろうなという誘惑に抗えず35mm f/1.8 Sを購入しました。

ニコンがいう新次元の光学性能を試してみたくなってしまったのでした…。

スペック比較

僕はSONY RX1を使用していたことがあり35mmは馴染みのある画角だったので、このレンズを使うのがとても楽しみでした。

SONYのレンズと比較するのもアレなので、ここはニコンFマウントのAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gと比較してみましょう。

商品名NIKKOR Z 35mm f/1.8 SAF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
マウントZマウントFマウント
レンズ構成★9群11枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり)7群10枚(非球面レンズ1枚、ナノクリスタルコートあり)
最短撮影距離撮像面から0.25m0.3m
最大撮影倍率0.19倍0.19倍
絞り羽枚数9枚(円形絞り)9枚(円形絞り)
絞り方式電磁絞りによる自動絞り
自動絞り
最小絞り⬇︎f/1.8
f/1.4
最大絞りf/16
f/16
フィルターサイズ62mm67mm
質量★370g600g

僕の独断と偏見により良いなと思う部分には★、いまいちな部分には⬇︎マークがつけてあります。

Fマウントから比べてるとレンズ構成にEDレンズと非球面レンズの割合が増えています。

特殊レンズが多ければ良いというものではないのでしょうけれど、AF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gの非球面レンズ一枚と比較するとなんとなくお得感や期待感が出るのは僕だけでしょうか。笑

絞り羽が9枚なので豪華な光芒が期待できそうです。

明るさが違うので当然ですがNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの方が370gと軽量設計になっています。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 SはAFにマルチフォーカス方式を採用しているので軸状収差が徹底的に抑制されているようです。

AF駆動にはステッピングモータを採用しているのでとても静かなAF駆動です。

外観

レンズフードを逆さにつけるとZマウントのf/4標準ズームと同じくらいの高さになります。

発売当初は35mm f/1.8レンズとしては大きすぎるという批判がありましたが、今までと同じようなレンズを作るのであればニコンがマウントを変更する必要はないと思います。

コンパクトで明るくて見た目がかっこいいレンズはライカや昔のフィルムカメラ時代のメーカーからもたくさん出ています。

SONY Zeiss 35mm f/1.4もかなり大きくて重いのですが、レンズの光学性能を追求していくとそうなっていくものなのかなと素人ながらに思っています。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sもまた光学性能を追求するためにこの形に落ち着いたのであって、それに価値を感じるか否かがこのレンズの必要性だと思います。

Zマウントらしくマウント接合部までレンズがぎっしり詰まっています。

ピントリングが大きくて操作しやすいのでMFでも重宝します。

設定を変更すればこのピントリングに露出などのパラメーターを割り当てることが可能です。

作例紹介

ニコンがいう新次元の光学性能はどんなものかと楽しみにしていましたが、これまた期待以上のレンズでした。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sについて何から書いていくか迷いますが、まずは逆光の描写から見ていきましょう。

逆光耐性

Zマウントレンズらしく逆光耐性は最強に近いです。

9枚絞りなので太陽に向けた時の光芒が豪華ですね。

上の写真はf/8で撮影しました。

最大絞りのf/16まで絞ると光芒がさらにシャキッとします。

あまり強調しすぎると小学生が描いた太陽みたいな雰囲気になってしまうこともあるので、全体のバランスを見ながら絞りの値をコントロールしていきたいですね。

僕が所有しているレンズの中では太陽の光芒が一番綺麗に出るレンズだと思います。

当然のことながら逆光でビールを撮っても高い描写性能を発揮します(逆光耐性の無駄使い…)。

三脚撮影

ルクセンブルクにて三脚を使用してf/5.6、15秒で撮影したものです。

下部の両端の木々の質感を見ていただければ周辺画質の良さがわかりやすいと思います。

Zマウントのズームレンズでも解像度の向上を感じましたが単焦点レンズの描写はさらに凄いと思いました。

手持ち夜景

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの特筆すべきことの一つとして開放からの描写性能が本当に凄いということです。

これまでのレンズは開放からシャープといってもやはり1〜2段絞って撮影したいなという感じでしたが、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは開放からピント面の解像感がとても高いので、積極的に絞り開放で撮影していくことができます。

35mmの画角だとISO感度を上げずにシャッターを切ることが可能です。

f1.8の明るさがあればNikon Z6の手ぶれ補正機能を活用して夜景スナップが撮影できます。

何も考えずにサクッと撮ってこれだけ綺麗に写ってしまうのです。

ここで紹介した手持ち夜景の写真はすべてf/1.8で撮影したものです。

サジタルコマフレアの抑制

羽田空港にて手持ちf/1.8で夜景を撮影しました。

飛行機の描写は例のごとく問題なく綺麗ですが写真奥に広がる夜景の点光源を見てみましょう。

こちらは先ほどの写真の右上を等倍で確認したものです。

右に進むほど点光源が滲んでおりサジタルコマフレアは認められますが、既存のレンズと比較するとだいぶ抑制されたと思います。

そもそも夜景を撮影するには三脚を立てて絞って撮影することが多いため、積極的に星空を撮影するのでなければ開放でのサジタルコマフレアについてそこまでこだわる必要はないのかもしれませんね。

絞り開放なのに周辺画質がここまで良いというのが逆に凄いです(ブログサイズならこのカットでも使えてしまいそう…)。

ボケの質感

このレンズの印象としてはピント面が開放からキレキレでなだらかにボケていくという感じです。

コントラストが高い描写と相まってボケは透明感や艶感が感じられる反面、絞り開放のふわっとした表現が苦手になったのかなと感じております。

どんなシーンでもフリンジがほとんど出てこないのでLightroomでの現像作業工程がひとつ省略できますね。

スナップ

35mm単焦点の良いところは親密感のある日常が撮れるところかなと思っています。

風景写真としても成立させやすい画角です。

35mmはどちらかというと広角に分類される画角なので余計なものが入り込まないように工夫する必要がありますが、寄ったり選んだりする過程で35mmらしい写真が生まれると思います。

被写界深度を細かくコントロールするのも楽しいですね。

濡れた葉っぱの質感なんかとてもよく表現できていると思います。

人物+周辺状況という構図も35mmレンズの得意な表現ですね。

Nikon Z6+NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの組み合わせで約1kgなのでカメラを持ち出すハードルが下がりました。

旅先で食事をした時なんかも記録用としてさっと撮影することができます。

かなり寄れるレンズなのでテーブルフォトなどでも使いやすいですね。

細かいディティールの表現はズームレンズよりも格段に優れているように思います。

このレンズの役割

僕は今までズームレンズを使うことが多かったのですが、日常のワンシーンやディディールに寄った写真を撮れなくなっていることに気づきました。

せっかくレンズ交換式のカメラを所有しているのだから、色々なレンズを使って表現の幅を広げたいと思っていました。

僕の中でこのレンズの役割は日常の記録と旅先のスナップです。

出かける時に気軽に持ち出せるので、何か撮りたいものがあればこのレンズか50mm f/1.8 Sを持っていくようにしています。

ISO感度を上げずに風景の夜景スナップが撮影しやすいので旅行にはこちらの35mmを持ち出しています。

旅先でずっとズームレンズを使って歩いていると色々と煮詰まってしまう時があるので、時には気分を変えて35mmの限られた画角で被写体を探すようにしています。

そうするとなんとなく気分転換になってモヤモヤが晴れることがあるのです。

まとめ

ニコンがいう新次元の光学性能のおかげなのかはわかりませんが、Zマウントの35mm f/1.8 Sの描写は素晴らしいと思います。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは僕にとって旅先に必ず持っていきたいレンズとなりました。

35mm f/1.8の単焦点として考えるとちょっと高額なレンズですが、ひとつひとつの性能や描写を見ていくと納得できる価格かなと思います。

このレンズの描写がとても良かったのですぐに50mm f/1.8 Sも買ってしまうという事故が起きました。笑

そちらの方も後日レビューを書きたいと思います。

写真の楽しさを再確認できる単焦点レンズ!NIKKOR Z 50mm f/1.8 S レビュー

2020年3月1日

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