Voigtlander NOKTON classic 35mm f/1.4とNIKKOR 35mm f/1.8 Z を比べてみた!

今回はコシナのVoigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II MCとニコンのNIKKOR 35mm f/1.8 Zの描写を比較していきたいと思います。

はじめに結論から申し上げますと光学性能を追求した作りになっているニコンのレンズの方が解像度が良いです。

解像度が良いから良いレンズというわけではなくて撮り手が何を表現したいかで使うレンズは違います。

なのでどちらが優れているかという視点ではなく、焦点距離が同じ35mmのレンズでも見た目も写りもこんなに違うのかという部分に着目してみていただける幸いです。

この部分の楽しさに気づいてしまうとレンズ沼の深みが増すのだろうなぁ…。

Voigtlander NOKTON classic 35mm f/1.4とNIKKOR 35mm f/1.8 Z を比べてみた!

2020年9月6日

外観とレンズ構成

スペックの比較はこんな感じです。

商品名Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VMNIKKOR Z 35mm f/1.8 S
マウントVMマウントZマウント
レンズ構成6群8枚9群11枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり)
最短撮影距離0.7m撮像面から0.25m
最大撮影倍率-0.19倍
絞り羽枚数10枚9枚(円形絞り)
絞り方式マニュアル電磁絞りによる自動絞り
最小絞りf/1.4f/1.8
最大絞りf/16f/16
フィルターサイズ43mm
62mm
質量189g370g

ニコンの方がレンズの枚数が多く非球面レンズやコーティングなどモリモリのスペックになっております。

ニコンの方が最短撮影距離が短いので寄れますが、マウントアダプターのヘリコイドを利用すればノクトンクラシックではそれ以上に寄って撮影することができます。

ヘリコイド付きのマウントアダプターは接写リングの原理と同じで最短撮影距離を短くできます。

僕は焦点工房のものを使用していますが、金属パーツがしっかりとしていてヘリコイドの動きもスムースで気に入っております。

マウントアダプターとノクトンクラシックの合計が約300g、ニコン 35mm f/1.8 が370gです。

マウントアダプターが111gあるので意外と重さが変わらないのです。

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2020年2月16日

画像比較

ニコンZ6を三脚に据えてレンズを交換しながら撮影しました。

ピントは中心にある雑誌のライカに合わせてRAWで撮影してそのままJPEGに変換しています。

ニコンの方がボディ側でレンズ補正がかかりますが、ノクトンクラシックの方は補正なしの状態になっています。

画像の左がノクトンクラシック、右がニコンとなっております。

それではいってみましょう!

絞り開放

ノクトンクラシックの方が周辺減光が強めに出ており樽型の歪曲収差もあります。

ニコンZ6にノクトンクラシックを装着してオートホワイトバランスに設定していると、開放付近だと正確なホワイトバランスが出ません。

Z6のボディの原因なのかよくわかりませんが、ホワイトバランスを手動で設定すれば正確になります。

中心を等倍で切り出しました。

開放からキレキレなのが良いか悪いかは置いておいて、右のニコン方がしっかりと解像しています。

白いハイライトの部分が滲むように拡散するのがノクトンクラシックの味なのかもしれませんね。

コーナーを等倍で切り出しました。

f/1.4とf/1.8で絞り値も違って被写界深度から外れている場所なので何とも言えませんが、ニコンの方が細かい木目が解像しています。

f/2.8

少し絞ると周辺減光は大幅に改善されます。

ノクトンクラシックのホワイトバランスも良くなりました。

中心の解像度も上がって線がシャキッとした印象になります。

コーナーの画質は何とも言えませんが、少し絞るだけでニコンは木目と壁紙のわずかな模様も捉えてきている感じがします。

f/5.6

使っていて楽しいのは絞り開放付近だと思うのですが、レンズの解像度はf/5.6〜f/8をピークに作られていることが多いようです。

等倍にして比べるとニコンの方が解像していますが、この辺りまで解像すれば特に問題ないように思います。

正確にピントを合わせたつもりでしたが、ノクトンが手前でニコンが奥気味にピントがずれていたようですね…。

f/8

f/8付近は風景写真で多用される絞り値です。

この辺まで絞れば解像度の違いはわずかかなという印象です。

マウント径が大きいのが有利に働いているのかわかりませんが、周辺画質はニコンがよく解像しています。

この画像はISO感度2000くらいなのですがノクトンクラシックの方がノイズがやや多めに出ている印象です。

ニコンZはノイズリダクションも自動でかかるのですが、レンズとボディが協調して最適化してノイズ処理をしているのでしょうかね。

実写画像比較

同じ場所を絞り開放で撮影したもですがレンズの個性を感じるでしょうか。

上がノクトンクラシックで、下がニコンZです。

ノクトンクラシックの方が柔らかい印象で奥が滲みながらボケています。

ニコンの方がパキッとしたコントラストが高い描写で、背景はスッと溶けるようにボケています。

ノクトンクラシックのあえて残して設計されたレンズ収差を活用するか、ニコンなどのパキパキに解像する現代レンズでリアルに写しとるか、撮り手の好みが別れる部分だと思います。

まとめ

レンズの個性を深掘りすることで色々と見えてきたものがあるので有効に使い分けていきたいなと思います。

周辺画像はニコンZの方が圧倒的に良かったのでパキパキの風景写真はやっぱりニコンだなと思いました。

逆に固くなり過ぎないノクトンクラシックの描写はニコンZレンズでは得られませんし、何より見た目がカッコ良いのでノクトンクラシックも好きなレンズになりました。

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