今回は普段使用しているテントについての記事です。
僕は登山とソロキャンプをやるのですが、その両方で使いたいと思いルナドーム2型を購入しました。
なぜルナドーム2型を選んだのか、ステラリッジテント2との違いや実際の使用感なども含めて書いてみたいと思います。
ステラリッジテント2との違い

誰しもがテント場で一度はみたことがあるであろう超定番テントがモンベルのステラリッジテント2です。
登山用のテントとしてはステラリッジテントがコストパフォーマンスを含めて最高とされているので他の登山者とよく被ります。
ステラリッジテント2はオールシーズン使えて登山に特化したテントなのでコンパクトで機密性が高く軽量化されています。
オールシーズンでガチガチの登山を積極的にしていく人にとってはありがた仕様なのでしょうけれど、僕はソロキャンプの用途にも使いたいと思ったので居住スペースが広いルナドーム2型を選びました。
ステラリッジテント2 | ルナドーム2型 | |
---|---|---|
底面積 | 210cm×130cm | 210cm×130cm |
重量 | 1.43kg | 1.79kg |
対応シーズン | 春〜冬 (別売りスノーフライ使用) | 春〜秋 |
価格 | 41,200+税 | 46,000円+税 |
ルナドーム2型の方が360g重くなってしまいますがその分居住スペースは広いです。
底面積が同じなのでテント場に行ってもステラリッジ2型と同じ間隔で設営することが可能です。
外観と設営方法

テントの設営は想像以上に簡単です。
慣れれば10分くらいでできるようになると思います。
まずはグランドシートの上にインナーテントを広げて四隅にポールの端を通します。

フレームのアーチの頂点にインナーテントを吊り下げます。
頂点の十時に設置されたフレームがルナドーム2型の特徴で、このフレームが居住スペースを広げてくれます。

フレームのアーチに沿ってフックでインナーテントを吊り下げていきます。

風が強い時にはテントを立ち上げる前にペグダウンした方が良いかもしれません。

ソロキャンプの時には重量を気にしなくて良いので刺さりやすくて頑丈な鉄のペグを使用しています。
登山の時には軽い方が良いので付属のアルミペグか落ちている石を使ったりしています。
あとは角のパーツを止めながらフライシートを被せていきます。

写真はテントの後ろ側ですがこれで完成です!
各種機能の紹介

ルナドーム2型の特筆すべき点は通気性の良さだと思います。
フライシートとインナーテントのベンチレーションが細く調整できるようになっています。

これが内側のベンチレーションを閉じた状態です。

ベンチレーションはインナーテントの四方に設置されており、その位置と同じ外側のフライシートも開けることができます。
日中の暑い時にテントで休みたい時には最適な設計だと思います。
出入り口が横側にあるので内部へのアクセスも良いです。

上の写真では前室をまとめてしまってありますが、広げるとインナーテントとフライシートの間にスペースができるので夜露に濡らしたくない靴などを置くことができます。

インナーテント上部にループがあるのでランタンや小物をぶらさげ放題です。

四隅には小物入れもあってスマホや本などを入れることができます。

至れり尽くせりのテントですね。
10泊くらいしてみた感想

登山にもキャンプにも使えるテントということで実際に使ってきましたが、ルナドーム2型でまずまず快適に過ごせています。
中途半端な感じはどうしても出てしまいますが、万能に使えるということはそういうことなのかもしれませんね。
登山に特化したいなら別の良い選択肢があるし、キャンプに特化したいならまた別の良い選択肢があるのです。
予算も収納スペースも限られている中で登山もソロキャンプもやりたいというニーズを満たしてくれる選択肢がルナドーム2型だったのではないかなと思っています。
おわりに

ステラリッジテント2でもソロキャンプができないわけではないですが、テント付近で過ごす時間が長い場合は居住スペースの広さが快適さに繋がってくると思います。
特に夏場の低地では気温が高くなるのでベンチレーションがあって通気性が良いテントの方が快適に過ごせると思います。
一つのテントで登山もソロキャンプもやりたいという時にルナドーム2型はおすすめの選択だと思います。
ソロキャンプに特化するならテンマクデザインのサーカスTCなどが拡張性があって、居住スペースもさらに広がるので羨ましいなぁと思っております。
蛇腹の折りたたみマットを敷いて寝るよりもコットで寝た方が快適なので、登山をしないのであればサーカスTCという選択はありだなと思います。
川を眺めながら過ごしたかったので通路とは反対向きに設営しました。