もう去年のことなのですがLightroomがアップデートされて魅力的なピクチャープロファイルが簡単に使えるようになりました。
今回はそんなLightroomのプロファイルについて書いていきたいと思います。
LightroomとはAdobe社が提供する有料の写真編集ソフトです。サブスクリプションで月額1,078円かかりますが幅広い表現の写真編集が可能になります。
プロファイルの使い方

さっそく使い方をみていきましょう。
まずは現像画面にして右上の四角をクリックします。
クリックするとプロファイルの項目が出てきます。
試しにAdobe Rawとカメラマッチングを開いてみるとこんな感じです。
たくさんあって選びきれないのでざっくりと好みを見つけたら、プロファイル以外のパラーメーターを使って編集を進めていった方が良いと思います。

適用量のスライドを動かせば元のデータに対してどれくらいプロファイルを適用するかというのが細かく設定できるところも良いですね。
以前はLightroomと連携するフィルムシュミレーション的なものがたくさん出ていましたが、Lightroomにプロファイル機能ができてからは他の有料プロファイルの必要性が薄まったように思います。
プロファイルの比較

これはだいぶ前に撮ってきたカンボジアのベンメリア遺跡の未加工写真ですが、この写真にいくつかプロファイルを当てていきたいと思います。
この頃はSONYのRX-1というフルサイズコンデジを使用していました。
ここでは僕が気に入っているモダンのプロファイルを3つ使ってみました。

それぞれのプロファイルで違った良さがありますね!
今回はモダン08のイメージを元にパパッと写真を現像してみました。

明るさを調節して、ビネットかけて、粒子ものせて、ちょっとフィルム調に仕上げてみました。
モダン08は青空にかけるとなんともエモい感じの色になるので気に入っております。
ニコンカメラ内のプロファイルがLightroomで使える

ニコンのZシリーズになってからはカメラ内にあるクリエイティブピクチャーコントロールが充実しました。
なんとそれら20種類がLightroomの中で使えてしまうのです(他のメーカーのことはよくわかりませんが上で紹介したSONY RX-1のカメラマッチングがそれに当たるのかな…?)。
まずはニコンの定番のプロファイルを見てみましょう。
ニコンの風景v2、ビビットv2のプロファイルはちょっとコントラストが高い気がしますけれど、後からパラーメーターを細かく調整できるので、自分の中で最終的なイメージがはっきりしていればどのプロファイルを使っても問題はないと思います。
参考までにニコンのその他のプロファイルはこんな感じです。
ニコンのピクチャーコントロールも魅力的な色ですが、フィルム調で編集していくのであれば個人的にはAdobeのプロファイルが良いかなと思っています。
色の調合に関しては世界の映像クリエイティブを牽引しているAdobeに一日の長があるかもしれませんね。

ちょっと変わった世界観を出したいときにはやっぱりモダン08で遊んでしまうのでした。
写真の展示などに向けて普通に編集するのであれば標準プロファイルのまま作業を進めることが多いですが、たまには色をわざと転ばせて遊んでみるのも良いですね。
どんどん便利になるLightroom

Lightroomはアップデートと共にどんどん使いやすくなっていくのが良いところだと思います。
Rawで写真を撮っておけばLightroomがアップデートされた時に再び写真を編集できるというメリットがあります。
最初に紹介したカンボジアで撮った写真なんてずいぶん昔のものなのですが、Rawデータがあればこうして再び編集することも可能なのです。
Lightroomはこれまでに、かすみの除去、テクスチャ、ブラシ、カラーグレーディングなどなど様々な機能が追加されてきました。
Raw現像が写真の全てではないですが、Lightroomなどの編集ソフトを使いこなすことで自分が持っている写真のイメージにより近い仕上がりになるのではないかと思います。
おわりに
Lightroomのプロファイルを使うと写真の楽しさが間違いなく上がると思います。
写真を撮りに行かない時期なんかはLightroomへの課金は意味があるのだろうかとふと思うのですが、どんどん便利になっていくのでやめられないサブスクリプションの一つなのです。
これを使えば写真の楽しさ倍増かも!?