THE SHOPというお店があるのですが、そこがプロデュースしているカトラリーを購入してみました。
THE SHOPとは、世の中の定番(THE)をコンセプトとした、生活雑貨の新ブランドショップ “最適と暮らす”というビジョンを掲げ、あらゆるジャンルにおいてこれぞ定番と呼べるものだけを世界中から集めたお店です。
THE SHOPの取締役にはクリエーティブディレクターの水野学氏がいたりと色々と注目度が高いお店なのです。
購入理由

このカトラリーを購入した理由はシンプルに欲しかっただけなのですが、使いやすいカトラリーに必要な機能を再分化して一から磨き上げたものということで試しに使ってみたいなと思ったからです。
手の動きや生活で使う道具は僕の仕事とも少し関わってくることなので、通常のカトラリーと実際どんな感じに違うのだろうかという興味もあり実際に購入してみました。
通販でこんな感じで届く

僕が注文したのは簡易包装のタイプだったのでこんな感じで届きました。
公式サイトでAmazonアカウントと連携させて購入できるので手続きもスムーズに行えました。
有料でギフトボックスも設定できるので贈答用などであればそちらの方が良いのかもしれませんね。

手書きのメッセージもいただきました。
極限まで高められた機能美

日常生活で使用頻度の高そうな3つを購入しました。
ミラーと艶消しの2種類がありますが、僕は艶消しを選びました。
THE CUTLERYは一度買ったらなかなか買い替えるタイミングのないカトラリーをより長く、より快適に使えることを徹底的に考えてデザインされたそうです。
スプーンやフォーク、ナイフなど様々な種類がありますが、カトラリー全般を機能として分解すると、どんな用途のものでも「持ち手」と「先端」に分かれます。「持ち手」は手で扱う部分、「先端」は主に口に触れる部分で「刺す」「切る」などのそれぞれの機能が形状に凝縮されています。カトラリーのデザインを考えたとき、この2つの要素を磨き上げることを必須条件としました。
THE SHOP HPより

このカトラリーは持ち手の部分が美しく機能的であることが特徴です。
量産型のカトラリーだとおそらく金型で一度プレスして作るだけなので持ち手の部分が板状のままです。
持ち手の部分が完全な円柱状でもクルクルと回って持ちにくいので、THE CUTLERYの持ち手は板と円柱の中間の楕円形状がベストという結論に至ったそうです。

確かに楕円形状が手に馴染むのです。
食事の時にカトラリーを握りしめずに自然に持っているという感じがします。
そしてステンレスの磨きも綺麗ですね。

スプーンは断面が円形の外側に向かって薄くなるように作られているためしっかりと掬えるようになっています。
カレーの最後の一口、皿の下に溜まったスープ、などを掬いやすくするための形状で口当たりもよくなっています。

フォークは4本のフォークの刃を立体的にラウンドさせています。
これによりフォークを食材に刺して口まで運ぶことをスムースに行うことができるようです。
外側の2本と中央の2本を段違いにつけることで刺しても抜けにくい形状にするとともに、全体がスプーンのようにくぼんでいることでサラダの豆などちょっとしたものを掬うこともできます。

THE CUTLERYを生産しているのは新潟県燕市の大泉物産です。
大泉物産はカイ・ボイスンシリーズなど世界の著名カトラリーを製造するメーカーです。
新潟の燕市や燕三条などは金属加工の高い技術力を持った会社が多いように思います。
高品質なキャンプ道具を作るスノーピークの工場も燕三条にあるので親近感が湧きますね。

絵になるカトラリーなので楽しいブツ撮りの時間でした。
おわりに

THE CUTLERYを買ってみて手の機能と道具の関係について色々と考えさせられたので自分にとって良い体験になったと思います。
そんなに難しい理屈を考えないでも、素敵なデザインで機能的なカトラリーで食事をしたら気分が良くなるよねという話かもしれません。
カトラリーは生涯で何度も買い換えるものではないので、生活スタイルが固まっている方は一生モノとしてTHE CUTLERYを人数分揃えてしまうというのはありなのではないかと思いました。
他にも長く使えそうなものが多く揃っているのでチェックしてみてください。
こちらこそありがとうございます。