iPhone12 Pro Max VS Nikon Z6 〜スマホのカメラ性能はミラーレス一眼を超えたか〜 ②

iPhone12 Pro Maxとフルサイズミラーレスの写真の画質を比較してみようという試みの第二弾です。

今回は東京駅を撮影したデータを見比べてみることにしましょう。

今回はiPhone12 Pro Maxの広角・超広角レンズをNikon Z6+NIKKOR 14-30mm f/4 Sと比較していきます。

takayuki

前回同様にどちらかの製品の評価を下げる目的の記事ではないので穏やかな気持ちで見守ってください。

前回の記事はこちらです。

屋内写真の比較

まずは東京駅屋内の天井を撮り比べてみましょう。

広角レンズ

iPhoneは26mm広角レンズ、Nikonの方はNIKKOR 14-30mm f/4 Sを目測で26mm付近の画角にしました。

検証で使用したNikonの写真は全て絞り開放のF4でiPhone12 Pro Maxに露出を合わせて撮影しました(その他の画像編集はしていません)。

ブログ用サイズの比較だとどっちがどっちだかほとんどわからないくらいですね。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

中央を拡大した画像です。

左iPhone12 Pro Maxの方が勝手にダイナミックレンジを合成してくれるので窓の色が青くなっています。

PCのモニターでは右Nikonの方が防鳥ネットの線が良く解像しているのと柱の部分のノイズが少ないです。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

今度は右下の画像を比較してみましょう。

左iPhone12 Pro Maxの窓の青が不自然で暗部はややベッタリとした塗り絵っぽい質感になっています。

しかし自動でダイナミックレンジ補正がかかるためNikonよりも明るく撮れています。

右Nikonは中央画像に比べて暗いのは周辺減光の影響です。

F値を上げて撮影すれば周辺減光はなくなり画質も良くなると思いますが、F値開放での画質の比較なのでこんな感じです。

周辺画像の印象としては左iPhone12 Pro Maxの方が良いですね。

センサーサイズが小さいのでパンフォーカスでピントが合っているということもあると思います。

写真は窓の青がやや不自然な感じですが、このシーンでの写真はパッと撮っただけだとiPhone12 Pro Maxの方が全体的に明るく撮れているので印象が良いかもしれません。

超広角レンズ比較

左iPhone12 Pro Maxの超広角レンズは13mmなので、右Nikonよりも1mm広く写っています。

広角レンズになると1mmでだいぶ印象が違うのでレンズを選ぶときには注意したいポイントですね。

ぱっと見の印象はこちらもブログサイズだとあまり違いがわかりません。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

超広角レンズになると拡大すると明確に違いが分かります。

左iPhone12 Pro Maxは防鳥ネットが解像しておらず全体的に色の階調が乏しくノイズも出ています。

おそらくiPhone12 Pro Maxの超広角レンズのセンサーサイズが小さいためだと思いますが、広角レンズに比べると暗部に弱くなりだいぶ画質が落ちるようです。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

右下の画像を拡大して比較してみます。

これは右Nikonの方が画質が良いと言えますね。

PCモニターで見ると防鳥ネットまでしっかりと解像しています。

これで絞り開放なのだから驚きのレンズ性能だと思います。

takayuki

テスト結果に少し安心しましたけど画質へのこだわりがない方だったらiPhoneのカメラでOKというレベルに達していると思います。

晴天都市風景の比較

次は晴天の都市風景を比較してみましょう。

レンズの細かい解像度を見るのはこういったビル群を撮るとわかりやすいです。

広角レンズの比較

左iPhone12 Pro Maxはダイナミックレンジを自動合成してくれるので全体的に明るく、そして色鮮やかに撮れています。

中央の拡大写真です。

晴天の屋外だとスマホカメラでここまで綺麗に撮れるようになったことに正直驚きます。

実際の風景の見た目に近いのは右Nikonですね。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

右上の拡大写真です。

周辺画質に関しては右Nikonの方が良く写っています。

PCモニターだと右Nikonの方がクレーンのワイヤーや骨組みまでしっかりと解像しています。

レンズは周辺になるほど収差の影響により画質が低下しやすいので、この辺りは光を多く取り込めるレンズ交換式カメラが有利なのかもしれません。

コンピューターの画像処理によって周辺画質を高めるような画像処理プログラムが出てきたらこの辺りの優位性も失われてしまいそうですが、iPhone12 Pro Maxの時点ではまだ大丈夫といえそうです。

超広角レンズの比較

最後の比較画像になりますが左iPhone12 Pro Maxの方が明るく色鮮やかに撮れていますが、やはり超広角レンズにすると画質の劣化が気になります。

左iPhone12 Pro Max、右Nikon Z6

中央の拡大写真です。

左iPhone12 Pro Maxの写真を拡大してみるとガサガサした感じになっています。

右上を拡大したものです。

周辺画質になるとさらに画質の差が出てきますね。

おわりに

Nikon Z6 + NIKKOR 35mm f/1.8 S

iPhone12 Pro Maxとフルサイズミラーレスカメラの画像比較はいかがでしたでしょうか。

iPhone12 Pro Maxの26mm広角レンズの画質には正直驚かされました。

撮影するシーンや環境によってはフルサイズミラーレスカメラの画像と比較しても見分ける自信がないかもしれません。

スマホカメラの画質がここまで良ければデジカメ自体が売れないのは仕方がないのかなぁと少し切なくもなりました。

あとは好みにもよりますし個人によって感想が大きく分かれるのではないかなと思います。

写真をSNSにアップロードするだけであればiPhone12 Pro Maxのカメラだけで十分かもしれませんし、作品を撮りたいと思っている人にとってはまだまだレンズ交換式カメラが必要だなと思ったかもしれません。

iPhone12 Pro Maxの超広角レンズに関しては個人的に画質の劣化が気になるのであまり使うことはなさそうですが、旅先や出先でSNSに瞬間的に風景をアップするなどの用途にはインパクトがあって良いのではないかと思います。

最後の東京駅の写真はNikon Z6 + NIKKOR 35mm f/1.8 S で撮影したものですが繊細でパリッとした描写が好みです。

Lightroomで色を調整したりする楽しみもありますね。

スマホカメラとフルサイズミラーレスカメラのどちらが優れているとかではなくて、好みや用途に合わせて適切な道具を選べばそれで良いのではないかと思いました。

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