今回は桜の写真を撮りに行った時にやらかしてしまいました。
一眼レフからミラーレスカメラに乗り換えてからセンサーゴミが目立つことが増えたので気をつけていたつもりでしたが、帰宅後にデータを見返すと修正が難しそうなセンサーゴミが…。
だいぶショックでしたがPhotoshopで何とか修正できたので、そのことについて書いていきたいと思います。
センサーゴミに気づかないとこうなる

写真の左側に虹色の玉状のゴーストが出ているのがわかるでしょうか。
今回初めて経験したのですが、割と大きいセンサーゴミは強い光にさらされるとこんな感じのゴーストになることがあるようです。
そして厄介なことに今回のセンサーゴミはブロワーで吹いてもなかなか飛んでいってくれなかったので、VSGOのカメラクリーニングキットでセンサーを直接掃除しました。
センサーゴミはF値を絞ると出やすくなります。上の写真は綺麗な光芒を出すためにf/22まで絞り込んだものなのでセンサーにゴミがついているとびっしり出てきます。
センサーゴミに早めに気づいて対応していれば良かったのですが、そのまま気付かずにしばらく撮影を続けてしまいました。
Photoshopで修正できるとはいえ完璧ではありませんし手間もかかるので、綺麗なセンサーの状態で撮影していった方が色々と快適です。

この写真も同じ位置にゴーストが出ています。
ニコンの14-30mm f/4は逆光耐性が強いのにこんなゴーストが出るなんておかしいなと思いましたが、センサーにゴミがついているとこういう現象が起きるようです。

むむ…、これは相当やらかしていますね…。長期の撮影旅行でやらなかっただけ良かったと思うしかないです。
まあ済んでしまったことは仕方ありません。
できることをやっていきましょう。
Photoshopで修正

小さなセンサーゴミならLightroomのスポット修正で簡単に消せるのですが、あまり大きいと綺麗に消すことが難しいです。
ここはAdobe先生のPhotoshopに泣きつくしかありません。

問題の写真を選んで2本指でタップ(Windowsなら右クリック)してPhotoshopを起動します。

投げ輪ツールで修正したい場所を囲んでコンテンツに応じた塗りつぶしをタップします。
ゴーストと修正箇所が近いので通行人の方も同時に目立たなくしてみようと思います。

するとこんな感じで緑色の周辺画像から自動で問題箇所を補完してくれます。
画面の右側の方が修正後の写真です。
Photoshopは緑色の部分から判断して画像を作っています。
このままの状態だと水仙の花まで選択されているので、ありえない場所から水仙が生えてきている状態になっています。

それでは良くないので水仙の花の範囲の緑色を消していきます。
そうすると合成されて出てくる絵が変わってくるのですが、今度は桜がしつこいような気がしますね。

桜の範囲を少し削ってみました。
うん、なんとなくよくなった気がします。

柵みたいなものが現れて通行止めになってしまったようにも見えますが、今回はとりあえずこれで良しとしましょう。

ちょっと離れてみるとあまり違和感がないような…。
人物が完璧に消えるのは凄いですね。
もっと丁寧に範囲を選択すればもう少し良くなったかもしれません。

ゴーストがきっちり消えました。
スポット修正だと境界線に違和感が出ますが、コンテンツに応じた塗りつぶしだと境界線をある程度馴染ませることができます。
SNSやブログサイズの写真だったら言わないとわからないかもしれませんね。
Photoshopに詳しい方ならもっと綺麗に消す技もあるのでしょうけれど、僕があまり労力をかけないで出来る範囲はこの辺りまでです(ヘタレですみませんっ…!!)。
これを作品として残すのはどうなんだというのは各自の判断ですが、個人的な意見としては境界線の違和感がわかってしまうのでなかなか厳しいかなといった印象です。

やはりカメラのメンテナンスを怠らず常にセンサーゴミを綺麗に掃除するというのが大事ですね。
おわりに

今回のセンサーゴミは撮影前にカメラのチェックをしなかったことが悪かったと思いました。
撮影に行く前にはセンサーの清掃は必ずやらないと後で後悔することになるということを再び思い出しました。
特にミラーレスカメラはセンサーが露出しているので注意が必要ですね。
Photoshopで修正できるとはいえ完璧に違和感がなくなるわけではないですし、センサーゴミの大きさや場所によっては救済が難しい写真もあります。
今回の一件でこれからはより気をつけていこうという良いきっかけになったと思います。

センサーゴミに気をつけて良いフォトライフをお過ごしくださいませ!
記事の内容としては大きいセンサーゴミの影響はヤバいということと、Photoshopのコンテンツに応じた塗りつぶし機能が素晴らしいということです。それではいってみましょう。